作者名・福本伸行 |
近代麻雀コミックス[1〜18巻(完結)] |
連載・近代麻雀 |
どこまでも力強い麻雀を打つ天と、 繊細で丁寧な麻雀を打つひろゆき。 そして異端の感性をもつ伝説の天才、赤木しげる。 西と東の代表がぶつかる麻雀総力戦での、三人の麻雀、生き様を描いた作品。 |
初期の頃は「賭け麻雀を請け負った天が、はじめはボロクソにやられるものの、
最後にイカサマの天和九連宝灯で逆転し、
すべて丸く収める人情麻雀ギャグ漫画」だったが、 東西戦のあたりから、本格的な麻雀漫画になってきた。 しかもストーリーが進むにつれて天の存在感が希薄になり、ひろゆきや赤木の 出番が多くなってくる。 最後の三巻にいたっては、麻雀もせず、赤木の生死観 についての話になる。(このことについては作者も「蛇足」だと、あとがきで語っている。) いろいろツッこんだが、麻雀漫画としては、かなり面白い。 「蛇足」の部分も(麻雀とは関係ないが)、良かった。 カイジとは違った感じの、 さわやかなラストも見所。 (2004.11.20) |
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